10 生垣検討

はじめに

 菱刈街道沿いいの生垣は混植の部分が多く、下葉が雑草などに負けてなくなっている部分が多い。  思い切ってすべて植え替えるか、混植の部分を本来のヒサカキと入れ替えるかを検討中。  いずれにしても防草シートと砂利を敷いて下草が生えないようにする予定。  門の左側はヒサカキが主体であるが。サカキとマサキも入り込んでいる。  ヒサカキとマサキは鋸歯(葉のギザギサ)があり見分けにくいが、マサキは対生でヒサカキは互生である。また、サカキは葉に鋸歯がなくやや大きい。

生垣の現状 2023年 7月 7日
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2023/07/07

特に門の右側は混植になっている。

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2023/07/07

門の右側。シダがはびこって下葉がなくなっている。

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2023/07/07

門の右側。ここもシダがはびこって下葉がなくなっている。

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2023/07/07

オオイタビがあちこちある。石垣面から侵入し,石垣の内部構造の広範囲に影響を及ぼす。また樹木の根系が石垣石材を直接圧迫することも知られている。

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2023/07/07

門の右側。ハランがはびこって下葉がなくなっている。

樹木の見分け方~葉の付き方・形

生垣に向いた樹木 記号
:常緑
:日向
:半日陰
:日陰
:同定
:植樹予定
 01 アオキ
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2023/10/03

↑柔らかい鋸歯がある。

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2024/03/07

↑家屋西(S)のサザンカの廻りのアオキの花

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写真:Wikimedia Commons

↑実が熟すのは3月ごろ。


 02 イヌツゲ
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写真:Wikimedia Commons


科属
種類
 モチノキ科
大きさ 樹高3~5m。稀に10mを超す
特徴 刈り込みに強く、萌芽力も強い。生垣にすると幅が薄くても遮蔽性を高くできる。
 枝葉が密生する。初夏に小さな白い花、秋には黒紫色の丸い実を付ける。病虫害や日陰に強く育てやすい。
日照耐陰性
増え方成長 成長は年30~40㎝
動物散布(鳥)。挿し木
手入 丈夫なので好きな形に剪定できる。年1~2回剪定が必要。
場所新規
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
結実
挿木
移植
剪定
03 イヌマキ
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2023/09/15

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2023/10/20

↑出水小学校南側

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2024/05/03

↑新芽。街道側西植込(X)

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2024/05/10

↑実生。街道側東植込(W)の北側

04 キャラボク
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写真:PhotoAC


科属
種類
 イチイ科
大きさ 樹高1~3m
特徴 常緑針葉樹で、幹が直立せず、枝が細やかに分かれる。 また、丈夫で環境適応能力が高い。
 細く細かい葉が密生し、新芽は柔らかく明るい黄緑色。雌雄異花異株で、雌株は秋に赤い実を付ける。病虫害や日陰に強く、成長もゆっくり。
日照耐陰性
増え方成長
駆除 徒長枝を切る。輪郭を整える。
 木が若いうちは樹形が乱れやすいので年に1回剪定が必要。成長したらほとんど手がかかない。
場所新規
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
新芽
結実
剪定
移植
05 ギョリュウバイ
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写真:Wikimedia Commons

06 キンメツゲ
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写真:Wikimedia Commons


科属
種類
 モチノキ科モチノキ属
大きさ 樹高1~2mほど
幅1mほど
特徴 イヌツゲの園芸品種で葉が小さく、新芽が鮮やかな黄色。病虫害に強い。
日照耐陰性
増え方成長 成長はゆっくり。年10㎝程度
手入 年1~2回剪定が必要。
場所新規
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
新芽
剪定
移植

07 サカキ
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2023/11/02

08 ナンテン
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2023/12/29

↑鹿児島市千年団地杉本邸

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2023/12/29

↑鹿児島市千年団地杉本邸

09 ハマヒサカキ
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2023/10/20

↑敷地南西側

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2023/12/07

↑車入口(C)正面。花弁は5個。

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2023/11/26

↑家屋西(S)。古木

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2024/03/14

↑家屋西(S)。古木

10 ヒイラギモクセイ
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写真:Wikimedia Commons


科属
種類
 モクセイ科モクセイ属
大きさ 樹高2~6m
特徴 雌雄異花異株で雄株には実ができない。白い花を咲かせる。葉の縁がトゲ状態で、日陰、病虫害に強い。
 キンモクセイやギンモクセイより丈夫。
 結実しない。
日照耐陰性
増え方成長 成長はゆっくり。年30~50㎝
手入 枝が伸びてきたら、冬に剪定。
場所新規
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
剪定
11 ヒサカキ

※現在の街道側生垣の主流。混植になっている部分だけ植え替える予定。

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2023/10/29

↑マサキに比べて鋸歯は鋭い。

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2023/12/13

↑実は熟すと青紫色になる。


12 ベニカナメモチ
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写真:Wikimedia Commons


科属
種類
 バラ科カナメモチ属
大きさ 樹高3~5m
特徴 真っ赤な新芽が特徴。日あたりを好む。
刈り込みを頻繁に行うと花や果実はほとんど見られない。
日照耐陰性日陰では葉色が悪い
増え方成長挿木
手入 成長は早いので、年1回剪定が必要。季節ごとに刈り込みを行うと一年中赤い新芽を楽しめる。
 成長は年50~60㎝
場所新規
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
植付
挿木
剪定

13 マサキ
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2023/10/24

↑街道側生垣。鋸歯はヒサカキに比べ目立たない。

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2023/11/02

↑街道側生垣。実は熟すとオレンジ色になる。

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2023/12/13

↑神社側

14 マメツゲ
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写真:Wikimedia Commons


科属
種類
 モチノキ科モチノキ属
大きさ 樹高1.5~6m
特徴 丸い小さな葉を密生させるす。病虫害や暑さ寒さにも強く、丈夫で育てやすい。
 花弁は4個。
日照耐陰性
増え方成長 成長は遅い。
手入 枝が伸びてきたら夏の暑い時期を避けて剪定。
場所新規
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
結実
剪定
15 ラカンマキ

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2023/10/20

↑出水小近く

植樹・移植計画

参考資料

庭木図鑑 植木ペディア

写真使用 CC license

 レッドロビン Wikimedia Commons
 イヌツゲ Wikimedia Commons
 キンメツゲ Wikimedia Commons
 キャラボク PhotoAC
 ギョリュウバイ Wikimedia Commons
 ヒイラギモクセイ Wikimedia Commons
 マメツゲ Wikimedia Commons

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