4 敷地内の樹木

はじめに

駆除の対象
 鳥や小動物などが種を運んできて自然に生えた木については駆除対象とした。
 駆除の方法は原則として地面近くを伐採し、切株に除草剤を注入する。
 現在確認できた樹木は50種類以上、そのうち勝手に生えた駆除すべき樹木は10種類ほど。

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常緑樹
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整理

01 アオキ
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伐採

02 アラカシ
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伐採

03 イヌガヤ
写真 04 イヌマキ
写真 05 キンモクセイ
写真 06 ギンモクセイ
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伐採

07 クスドイゲ
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伐採

08 クスノキ
写真 09 クロガネモチ
写真 10 サカキ
写真 11 サザンカ
写真 12 サツキ
写真 13 サンゴジュ
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伐採

14 シュロ
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伐採

15 シロダモ
写真 16 センリョウ
写真 17 ソテツ
写真 18 ソヨゴ
写真 19 チャノキ
写真 20 ツツジ
写真 21 ツバキ
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伐採

22 トウネズミモチ
写真 23 トキワマンサク
写真 24 ナワシログミ
写真 25 ナンテン
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伐採

26 バクチノキ
写真 27 ハマヒサカキ
写真 28 ヒサカキ
写真 29 ビワ
写真 30 ホソバヒイラギナンテン
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伐採

31 ボタンクサギ
写真 32 ホルトノキ
写真 33 マサキ
写真 34 マンリョウ
写真 36 モッコク
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整理

37 ヤツデ
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伐採

38 ヤブニッケイ
写真 39 ヤマモモ
写真 40 ラカンマキ
落葉樹
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伐採

01 アカメガシワ
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伐採

02 アキニレ
写真 03 アジサイ
写真 04 イチョウ
写真 05 ウメ
写真 06 エノキ
写真 07 カエデ
写真 08 カキ
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伐採

09 クサイチゴ
写真 10 クマノミズキ
写真 11 コデマリ
写真 12 サクラ
写真 13 ザクロ
写真 14 サルスベリ
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伐採

15 センダン
写真 16 ハナズオウ
写真 17 ブルーベリー
写真 18 モモ
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伐採

19 ヤマグワ
写真 20 ユキヤナギ
写真 21 リキュウバイ

剪定  梅をはじめ多くの木の選定が必要である。
選定の方法
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 逆さ枝 … 木の内側に向かって伸びる枝
 立ち枝 … 極端に立って伸びる枝
 車枝  … 一カ所からまとまって伸びる枝
 平行枝 … ほかの枝と平行に伸びる枝
 徒長枝 … 勢いよく伸びている枝。樹形を乱す枝
 胴吹き枝… 幹から飛び出して伸びる枝
 ひこばえ… 根元から伸びる枝
長く伸びている枝は1/2~1/3の長さに切り落とす。(切り戻し剪定)
樹木を低くする方法で、新芽の上の膨らんでいる部分を切る。
幹や太い枝から上に向かって真っ直ぐに太く伸びる枝(徒長枝)を切る。
交差した枝は、日陰などに隠れていて元気がない方の枝を切る。風通しがよくなるように切り戻す。
枯れている枝を切っていく。放っておくと害虫の餌になる。
内側に伸びた枝を根元から切る
幹の根元や地中から勢いよく伸びた小枝(ひこばえ)を切る。
切り口には癒合剤を塗る
中高木を生垣にする場合は最も高い位置にある枝や幹の先端を切り、樹高を低く抑える。(芯止め)、剪定をせずに大きく育つと下葉がなくなる。
切断位置と切り口の処理

CODIT論(コジット論)による切断  剪定で枝を取り除くときは、枝の付け根から切る。  半端に残った枝は枯れてしまい木全体に悪影響が及ぶこともがある。枝を切る際には切った部分ができるだけ平らになるようにきれいに切る。  切る角度は図の角度で切るとカルスが形成され、枯れれることはない。   Aは幹と枝の中間の筋(バークリッジ)   Bは切る枝の中心線に直角な線   切断線はAとBの二等分線  太い枝を切るときは、枝の重みで避けることがあるので切断面の外側を切り落としてから切断面を切る二段階で行う。  枝の途中で切って先を残しても、先から芽吹くことは無い。芽吹いた部分の先はやがて枯れていく。

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癒合ゆごう  太い枝を切ったときには、切り口から雑菌が入るおそれがあるので、切り口には癒合剤を塗ることが多いが、上記方法で切断した場合はむしろ塗らない方が良いと言われている。  ただし、大きな枝は写真の中心部分で判断すると水性の接着剤などを癒合剤として塗っておいた方が安心である。

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写真:Wikimedia commons

カルス

芯止め
 樹高を低くしたいときは、目的の樹高で芯を止める。
 芯止めは、庭木のもっとも高い場所にある生長点を切る剪定のこと。 生長点を切ることで生長が抑制されて、樹高を低く抑えることができる。 芯止め剪定もはもっとも高い位置にある枝の先端をノコギリや太枝ハサミで切る。もしも枝先がわかれている場合は、真ん中の枝を切る。
剪定に適した時期
 枝を切ると木には負担になる。そこで木に体力のある時期に剪定をおこなう必要がある。体力のある時期は、木の種類によって異なる。

常緑樹 春・秋(常緑樹は寒さに弱い)  落葉樹 冬(落葉して休眠期)  どちらも生長期で体力の消耗が激しい夏場は剪定しないこと。

移植

常緑樹  3月下旬~4月上旬(芽の動き出す前)  根回しが必要な場合  ・樹高が2m以上  ・植え付けてから5年以上  ・根鉢の直径は幹の4倍程度  ・幹が細い樹木は根鉢が30㎝が目安  ・周りを掘って表皮を剥ぐ  ・埋め戻して枝葉を剪定する  ・小さな木は3~4か月前  ・大きな木は6か月以上前に行う。 落葉樹  11~3月(落葉期)  根回し不要であるが根切りと選定は必要。

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 根回しする場合は上図の緑の部分の表皮を剥いで埋め戻し、赤の線で枝を切る。移植するときに赤の線で根を切る。  根回ししない場合は赤の線で根と枝を切る。

※井戸のそばの数寄屋ワビスケ(ツバキ)、イヌマキの大木は数十年前に根回しせずに移植したが根付いている。

移植時期
月 456789101112123
 常緑樹移植
 落葉樹移植
 イヌマキ
 センリョウ
 ソテツ
 ツバキ
 トキワマンサク
 ハマヒサカキ
 マンリョウ
 ラカンマキ
植付・株分・種蒔
月 456789101112123
 アオイゴケ 種まき
 クラピア 植栽
 タマリュウ 株分け
 ハイビャクシン 挿木
 フッキソウ 株分け
 ユキノシタ 株分け
除草剤

除草剤散布時期

 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
 茎葉処理型除草剤
 土壌処理型除草剤
 ケイピンエース

写真使用 CC license
 カルスWikimedia Commons
参考

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