6 敷地内のツル植物

はじめに

 ツル植物は樹木に覆いかぶさり、光合成を阻害し、樹木を弱らせ、放置すれば枯らしてしまう。カナムグラで5~6m、クズは10mを越える樹木も枯らしてしまう。  また、テイカカズラ、フジ、クズなどの締め付ける力が強いツルも樹木も枯らしてしまう。  樹木に寄生する訳ではないが、樹木の成長に多大な害を及ぼす。

敷地内のツル性植物

 ここでは草本植物だけではなく木本植物も含んでまとめてある。

管理区分
記号
:一年草
:越年草
:二年草
:多年草
:多年草常緑
宿:宿根草
宿:宿根草常緑
:地下茎
:匍匐茎
:常緑
:落葉
:冬に枯れる
:夏に枯れる
駆除:駆除
:整理
:移植
:日向
:半日陰
:日陰
:木本植物
互生:互生
対生:対生
:同定
01 オオイタビ
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2023/07/06

↑葉はほとんど1㎝ほどであるが、左上には大きな葉がある。

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2023/07/06

↑根はかなりの太さになっている。


科属
種類
 クワ科イチジク属
(つる性木本)
互生 成木では長さ3~7㎝、幅2~4㎝であるが幼木では1㎝前後。
特徴 雌雄異花異株
 付着根で樹木や石垣などをよじ登る。
 雌雄異花異株で、イチジク状の果実は熟すと紫色。
 ※ヒメイタビは葉に光沢が無くシワが目立つ。
日照耐陰性
増え方成長 種子は動物散布(鳥)
手入 常緑なので除草剤の影響をうける
場所 街道添い石垣(E、D)
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
結実
石垣面から侵入し,石垣の内部構造の広範囲に影響を及ぼす。また樹木の根系が石垣石材を直接圧迫することも知られている。
現在結実は確認できていない。

02 カナムグラ(鉄葎)
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2023/10/20

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2023/07/06


科属
種類
 アサ科カラハナソウ属
大きさ 秋口までには高さ5~6mほど樹木を登り、光合成を阻害する。
対生 長さ5〜12cmで掌状に5〜7裂する。
特徴 雌雄異花異株
 繁茂した茎やツルは細かいトゲがあり、強靭に絡み合っており、切ったり引き剥がしたりすることは困難。
日照耐陰性
増え方成長 成長がはやく、あたり一面を覆いつくす勢いでつるを伸ばす。雄株と雌株があり、花の形が異なる。雄株は小さな雄花をたくさんつけた花の穂を出し、大量の花粉を空中に撒き散らす。
 種子は動物散布(キジバト、スズメが確認されている)
駆除方法③
 花粉のできる前(種子のできる前)の6~7月ごろの駆除が有効。
 一年草なので、一年で枯れる。また、絡みついた部分の先端を切れば枯れてくる。
場所 池田邸との境界(A)、旧花壇(M)
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
発芽
花期
結実
除草剤散布

03 カニクサ
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2023/10/29


科属
種類
 フサシダ科カニクサ属
互生 つるの根元から先までが1枚の葉なので、葉の大きさは2~3メートルに達する。
特徴 シダ植物には珍しいつる性の植物。
 胞子葉と栄養葉があり、胞子葉は葉の裂片が細い。異形胞子で、雌雄の違いがある。
日照耐陰性
増え方成長 胞子を介して繁殖し、地下茎を介して栄養繁殖する。胞子は四面体で、秋~初冬に熟す。
駆除 除草剤散布
場所 街道添い石垣(E、D)
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
胞子

04 カラスウリ
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2023/07/06

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2023/10/28

科属
種類
 ウリ科カラスウリ属
宿(つる性)
大きさ 雌株に長さ5~7㎝程の俵型の果実が実る。
互生 長さ6~10㎝
特徴 雌雄異花異株で俵型果実を実らせる。実は10月上旬から徐々に色づき始めオレンジ色になる。冬枯れした後も実は残る。
日照耐陰性
増え方成長 種子は動物散布(鳥)。
 落ちた枝からも発根する。
 塊根状の地下茎を持つ。
駆除方法①
 ツルを根元にまとめて除草剤散布
場所 門~玄関(L)
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
発芽
花期
結実

05 キズタ(フユヅタ)
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2023/09/28

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2023/10/01

↑ホルトノキに絡みついたキズタ。北西庭(J)

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2023/07/06

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2024/04/18

↑サクラに絡みついたキズタ。街道側西植込(X)


科属
種類
 ウコギ科キヅタ属
(つる性木本)
大きさ ツルは最長で10m、太さ10㎝
互生 長さ5~10㎝幅07~10㎝
特徴  フユヅタともいう。庭木に利用される。
 キズタ(フユヅタ)は常緑でナツヅタは落葉する。
 キズタ(フユヅタ)は成長すると葉の形を変える。若い葉はナツツタに似ている。
 キヅタの葉は厚く固いがナツヅタの葉はやわらかい
日照耐陰性
増え方成長 成長はやや遅い。 実生や挿し木で増える。
手入 絡みすぎたら切断して根に除草剤注入
場所 北西庭(J)のイヌマキなどに絡んでいる。
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
結実
茎の各所から根(気根)を出して付着する。巻き付くことはなく樹木を締め付けて枯らすことは少ない。
付着根は茎を支える役割をもち、水分や栄養素の吸収はおこなわない。

06 クズ
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2023/07/06

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2023/07/06

↑車入口(C)の左側の地上茎

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2023/09/21

↑伊敷団地で撮影

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2023/10/19

↑イヌマキの大木に絡みついたマント群落。葉は枯れて風で落ちるが、ツルは2~3年かかる。


科属
種類
 マメ科クズ属
(つる性)
大きさ 10m以上の大木も覆いつくし、マントのように覆いかぶさる「マント群落」を生じ、光合成を阻害する。
互生 長柄のある3出羽状複葉。3裂がほとんどで,長さ10~15㎝
特徴 オジロアシナガゾウムシ、マルカメムシが発生する。
 クズはシュート(長く伸びて巻き付く巻きひげや付着根)の先端が初め自立、旋回し、何も触れないと匍匐して支柱を探索する。
 匍匐の先端が支柱に触れると登攀とうはんを開始し、支柱の最上端に達すると再び旋回してから下垂する。旺盛につるを伸ばし、草木に覆いかぶさりながら成長。
 冬は落葉するが、つるは何年も枯れずに冬芽もできる。
 秋に赤紫色の花が咲き種子を作るが、種子で増えることは少ない。
 塊根は長さ1.5m、径20㎝にも達する。
日照耐陰性暑い日には葉を閉じて日照を避ける
増え方成長 秋に赤紫色の花が咲き種子を作るが、種子で増えることは少ない。
駆除方法①
 5月ごろの芽吹く時期にグリホサート系除草剤を散布する。養分転流期である9~10月も有効。
方法②
 落葉の時期にケーピンエースを節根に差す。(根塊は芽吹かない
その他
 節根は小さければ掘り取ることも可能。  刈払いは地上部を大きく生長させて地下の養分消耗した7〜8月は効率的。春先や晩秋は、切断された節から根が出て新しい株を増やしてしまう。
場所 池田境界(A)、溝口境界(B)
写真

↑多年生茎と当年生の茎(新茎・ツル)、根塊と節根からなる。多年生茎から毎年、新茎と節根が出る。

 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
成長
花期
落葉時期

07 サネカズラ(実葛)
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2023/10/29

↑ナンテンの葉と混在しているが、葉には浅い鋸歯がある。雌雄同株と考える。

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2023/10/29

↑家屋西(S)のハナズオウに絡みついている。

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2024/04/10

↑家屋西(S)のハナズオウに絡みついていたサネカズラ。根を残して切り取った。


科属
種類
 モリレン科サネカズラ属
(蔓性樹木)
大きさ 樹高3~8m
互生 長さ5~13㎝、幅2~6㎝の楕円形~卵形。葉柄は0.8~1.5㎝。突起状の小さな鋸歯がまばらにある。先端は急に狭まって鈍く尖り、基部は楔形。
 鋸歯の目立たないものから鋭い鋸歯をもつものまで変異が大きい。
特徴 雌雄異花異株または雌雄同株
日照耐陰性
増え方成長  種子は動物散布(鳥)
挿し木で増やせる
駆除 切株に除草剤注入。または鉢上げして管理。
場所 北西庭(J)のハナズオウに絡まる。
 旧車庫(N)左側
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
結実
挿木
剪定

08 ジャスミン
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2024/04/09

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2024/04/09


科属
種類
 モクセイ科ソケイ属総称
(常緑低木)
大きさ ツルの長さ6~7m
互生 長さ1.5~5㎝、幅1~3㎝の倒卵楕円形。
特徴 つる性植物
 約300種あり、ほとんどは白色または黄色の花を咲かせる。花は強い芳香を持ち、香水やジャスミン茶の原料として使用される。
日照耐陰性
増え方成長  挿し木で増やせる
駆除 葉をまとめて除草剤散布
場所 街道側西植込(X)
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期

09 ツルウメモドキ
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2024/04/10

↑拡大すると小さな花が確認できる。

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2023/09/15

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Wikimedia Commons

↑雌雄異花異株なので実がつかないこともある。


科属
種類
 ニシキギ科ツルウメモドキ属
(落葉つる性木本)
大きさ 長さ10mになる
互生 長さ5~10㎝、 先はやや円く急にとがる。縁には浅い鋸歯がある。
特徴 はじめまっすぐに伸びるが、他の植物があると右巻きに絡まる。他の木を覆うこともある。
 花は淡緑色で径7㎜ほど
 雌雄異花異株
日照耐陰性
増え方成長  動物散布(ヒヨドリ)
駆除 葉をまとめて除草剤散布。または鉢上げして管理。
場所 街道側西植込(X)
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
結実

10 ツルソバ
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2023/11/09

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2023/11/09

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2023/12/13

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2023/12/13

科属
種類
 タデ科イヌタデ属
大きさ つる状または直立し、長さ2mほど
互生 長さ5~10㎝、幅3~6㎝。
特徴 最初は地面を這うが、混んでくると立ち上がりグランドカバーにはならない。
日照耐陰性
増え方成長 動物被食散布、こぼれ種でも増える
 匍匐性の茎が土がない場所でも根付き繁殖する。
駆除 背が低いので直接除草剤散布。
場所 池田境界(A)
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
結実
※ヒメツルソバとは全くの別種。

11 ツルドクダミ
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2023/07/06

↑すでに花が咲き始めている。

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2023/10/20


科属
種類
 タデ科ソバカズラ属
宿(条件により常緑、つる性)
大きさ  茎はつる性で長さ1~2mまで伸びる。
互生 卵形から心形で長さ3~6 cm長さ3~6㎝
特徴生態系被害防止外来種
 つるの基部は木質化して1㎝くらいの太さにまでなる。
 緑白色をした小さな花を多数つける。
 繁殖力旺盛で、枝分かれしながら繁殖してどこまでも這い上がり、あたり一面を覆いつくすほど勢いがある。
日照耐陰性
増え方成長  種子は重力散布。
 繁殖力が強く、塊茎でもよく増える。
駆除方法①
場所 街道側西植込(X)
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
結実

12 テイカカズラ
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2024/02/27

↑樹皮に突起が見られる。葉は対生

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Wikimedia Commons

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2023/11/30

↑若い葉。ラカンマキに絡みついているので取り除いた。

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2023/11/30

↑茎には白い突起がある。


科属
種類
 キョウチクトウ科テイカカズラ属
(つる性)
大きさ  木の幹などをよじ登り、太いつるでは直径10cm、高さ12mに達する。
対生  長さ3~7㎝の楕円形。幼木では縁に波状のギザギザがあるが、成葉の縁にはない。葉は革質で表面は光沢のある暗緑色。
 地面を這っている時は1~数cmの小さな葉をつけ、成木になると3~7cmの大きな葉を付ける。
特徴  樹皮には多数の突起がある。
 茎や葉を切ると有毒の白い乳液が出る。
日照耐陰性
増え方成長 綿毛の付いた種子は、風を利用して広い範囲に広がる。
駆除 除草剤やスコップを使って根元から除去。
場所 溝口境界(B)
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
結実

13 ノブドウ
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2023/08/04

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2023/08/18

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2023/11/23

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2023/11/30


科属
種類
 ブドウ科ノブドウ属
(つる性)
互生  長さ6~12㎝、幅5~9c㎝の五角状円形で3~5分裂する。
大きさ 高くても1~2m程度
特徴 茎は赤味を帯びたつる状で、節々が膨れる。
 果実は房にはならず、秋に青~赤紫、白色など様々な色に熟す。食用にはならない。
日照耐陰性
増え方成長 種子は動物散布(鳥)
駆除方法①
 ツルをまとめて除草剤散布
方法③
 絡みついた部分の先端(生長点)を切れば伸びずに枯れてくる。
場所 玄関前(U)のイヌマキに絡んでいる。
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
結実

14 フウトウカズラ(風藤葛)
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2023/12/07

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2024/02/26

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2024/05/10

↑フウトウカズラの花。雄花は長く垂れ下がる。

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写真:Wikimedia Commons

↑フウトウカズラの花。雌花は短い。


科属
種類
 コショウ科コショウ属
大きさ 長さ10m以上になる常緑の蔓性樹木。
互生 5~8㎝ほどの厚みのある卵形。葉柄あり
特徴  雌雄異花異株
 雌株は初夏に白い花を付け、秋から冬にかけてオレンジ色の実を付ける。実は水分を多く含む。(液果)
準絶滅危惧
日照耐陰性
増え方成長 枝の節から根を下ろし,岩や木をはいのぼる。
駆除方法①
 ツルを根元にまとめて除草剤散布
 ツルを引っ張るとある程度引き抜けるが、根までは達していないようである。
場所 街道側西植込(X)、溝口境界(B)
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
結実

15 ヘクソカズラ
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写真:Wikimedia Commons

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2023/09/15

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2024/04/18

↑サクラに絡みついたヘクソカズラ。街道側西植込(X)


科属
種類
 アカネ科ヘクソカズラ属
大きさ 茎は2~3m伸びる。
対生 長さ4~10㎝、幅は1~7㎝で長いハート型。
特徴 葉や茎などを傷つけると、悪臭を放つ。
 特徴のある花で花期にはすぐにわかる。
 締め付けて、枝を曲げるなど、木を弱らせる。
日照耐陰性
増え方成長 こぼれ種で良く増えるほか動物散布(鳥)もある。
駆除方法①
 ツルを根元にまとめて除草剤散布
場所 玄関前(U)の生垣
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
結実

※ヘクソカズラの変種にハマサオトメカズラがある。両者を見分けるのは難しい。


16 マメヅタ
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2023/11/16

↑家屋西(S)キンモクセイ下の角石

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2023/09/28

↑門~玄関(L)の生垣。マメヅタのせいで枯れたように見えるが、枯れた部分の方が生育に適しているのであろう。


科属
種類
 ウラボシ科マメヅタ属
(シダ植物・着生植物)
大きさ 葉は2㎝ほどで厚みがある。
特徴 岩や樹木、石垣などに着生する「着生植物」で害は無いと言われている。
 幹の表面を這うようにつる状の茎を伸ばし、途中に多くの葉をつける。
日照耐陰性
増え方成長 胞子は非常に小さく、風に乗って散布される。
手入 石に這っているのはそのままで、樹木に這っているものは景観を損なえば駆除。
 土壌に根を下ろさないので直接手で取る以外方法がないようである。
場所 門~玄関(L)生垣
 家屋西(S)キンモクセイしたの角石
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
着生植物は寄生植物と異なり、くっついている植物から栄養を吸収しているわけではない。

17 マルバルコウ
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2023/08/16

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Photo-AC


科属
種類
 ヒルガオ科サツマイモ属
大きさ つるは長さ3mになる。
互生 長さ2~12㎝、幅1~6㎝
特徴要注意外来生物(帰化アサガオ)
 茎はつる性で左巻き、成長が早い。枝の先に3~8個の鮮やかな朱色の花をつける。
日照耐陰性
増え方成長 アサガオなどと同じく種からでしか増えない。
駆除 繫殖力が強いので花が咲くまでに駆除。
方法①
 ツルを根元にまとめて除草剤散布
 花が咲くまでに除草剤散布。
場所
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
出芽
花期

18 ヤマノイモ
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2023/08/18

↑ヤマノイモの花(雄花)

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2023/09/15

↑ヤマノイモの種子(雌株)

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Wikimedia Commons

↑ムカゴ(雄株)

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2024/04/09

↑落葉した後も種子は残り続ける。(雌株)


科属
種類
 ヤマノイモ科ヤマノイモ属
大きさ つるの長さは1~2m
対生 5~10㎝の三角状披針ひしんけい形、基部は心形で先は長く尖る。一部互生
特徴 雌雄異花異株
 雄花は上向き雌花は下向きに咲く。
 種子は雌花に生じる。
 ムカゴは雄雌にでき、地上に落ちると根や芽が出て新個体(雄雌)になる。
日照耐陰性
増え方成長 種子(有性繁殖)とムカゴ(クローン繁殖)で増える
駆除方法①
 ツルを根元にまとめて除草剤散布
場所 中央植込(V)
 4 5 6 7 8 9101112 1 2 3
花期
結実

ツル植物用除草剤

※植物学では木本もくほん植物と草本そうほん植物に分類される。木本は茎に形成層があり、その外側に木部を作る。 ※気象庁公式では春3〜5月、夏6〜8月、秋9〜11月、冬12〜2月。

写真使用 CC license

 ツルウメモドキ Wikimedia Commons
 テイカカズラ Wikimedia Commons
 フウトウカズラ Wikimedia Commons
 フウトウカズラ Wikimedia Commons
 ヘクソカズラ Wikimedia Commons
 マルバコウ Photo-AC
 ムカゴ Wikimedia Commons

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