ピン型除草剤(ケーピンエース)

 ケーピンエースの成分イマザピルはしばらく残留するので、差し込み式は散布より安全性は高いと考える。

農林水産消費安全技術センター

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形状ピン型(込み式)
メーカー石原バイオサイエンス
区分クズ専用除草剤
成分イマザピル
=イマザピルイソプロピルアミン塩
価格1,110円 50本
クズの他ヤブガラシにも有効
メーカー商品説明文から
クズの根株またはなるべく根元に近い茎、つる類の地際に近い位置にあらかじめ差し込むための2.2㎜ほどの穴をあけ、ピンの露出部全部がかくれるように差し込む。
クズは一株当たり1~3本。つる径3㎝以下で1~2本。
処理後2~4週間で葉に黄化、褐変し地上部が枯死する。地下部の枯死には3ヵ月程度要する。
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ドリルで穴を空けてから差し込む。刃は2.0~2.2㎜
株が小さいとき上から1本
株が大きいときさらに下に2本
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↑ケーピンエースは葉が無くても使用できるので地上茎は切った方が良い。(2024/02/17)

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↑一年もたつと完全に枯れる。根株の大きさに対してピンの数が少ないと芽吹くことがある。(2025/05/15)

注意
使用の際は不浸透性手袋などを着用する。
根株に差込むのが最も効果的。
ツルに差込む場合は直径が1㎝以上のものに限って差込む。
除草剤散布後残った大株に処理する方が効果的。
処理後、抜け落ちたり薬剤が雨で流たりすると他の植物に影響するおそれがあるので、抜けないように、適当な太さの穴を空けて薬の露出部(白い部分)が全部隠れるよう差込む。
降雨中での作業はさける。
使用時期は根株の見つけ易い秋~春がより効果的。
処理の前後に処理株のつる切りを行うと、切口の溢泌いっぴつによって他の植物に影響することがあるので注意。
使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管する。密封して直射日光を避け、冷涼・乾燥した所に保管
木質部は可燃性なので火気に近づけないこと。火災時は、水・消火剤等で消火する。
イマザピルは水に溶け易く、溶け出すと薬害がある。
木(根)を枯らすのにも有効である。


 敷地のいたるところにツル植物がはびこっている。特に東側の境界はクズがある。これらは丁寧に根絶していく必要がる。

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ケイピンエース(石原バイオサイエンス)